はじめに
大切な猫との暮らしの中で、突然「病気」という現実に直面する事があります。昨日まではとても元気にしていたのに突然元気が無くなり、急ぎ病院で見てもらうと重大な病気が進行していた…。なんて事はよく聞く話なのですが、それもその筈、猫は生存本能から、自身の体調不良を限界まで隠す傾向があります。ですが、どれだけ隠してもやはり病気のサインは少しずつ確実に出ているんだと思います。今回はこのブログを始めるきっかけとなった、我が家の長男猫ジミーが、病気と診断された日の事、また、少しずつ現れていた病気のサインについても記録として残しておきたいと思います。



最初に気付いた小さな変化
ジミーは現在15歳のハイシニア猫です。体重は当時MAX6.8㎏の大きな猫でした。今でこそ食欲は落ち着いてきましたが、昔はかなり食欲旺盛な子で、ご飯の時間になると自動給餌機の側へダッシュし、ご飯待ち。ご飯をたちまち食べきってしまうと次は自動給餌機の給餌口に手を突っ込み、コロコロと出てくるご飯を1粒1粒嬉しそうに食べる程の食いしん坊でした。小さい時からおやつ類はあまり与えていなかったのですが、ここ数年、食欲の減退を感じ、食欲増進の為に少量のカリカリのおやつをご飯に乗せて与えていました。ジミーに与えていたのは、このカリカリのおやつとAIMチュール半分/日のみでした。ジミーはこの2つのおやつが大好きで、ご飯は食べずともこのおやつだけは毎日欠かさず喜んで食べていました。
ところがある日、いつも通り大好きなカリカリのおやつをご飯の器に入れてあげても、少ししか食べずに残していたんです。いつもなら、ご飯の上に乗っているおやつだけ、器用に1粒も残さずに全て平らげるのに…。「ん?おかしいな?」と、違和感は感じたのですが、ジミーの様子から元気もあり、特段体調に異変も感じなかったので、「お腹が一杯だったのかな?」くらいにしかその時は考えていませんでした。ですが、この日は普段あまり行かない場所(我が家でいうと、クローゼットにしているお部屋の私の洋服が吊ってある下の暗くて狭い場所)をうろうろする等、普段とは少しだけ違う行動がありました。
今思えばこの「小さな変化」が決定的な「病気のサイン」だったのだと思います。

始まりの症状
翌朝起きてみると、ジミーが、いつも寝ているベッドで嘔吐をしていました。未消化のフードでした。ベッドで嘔吐したのは初めてです。「やはり体調が悪いのか!」と焦ったのですが、当のジミーはというと、少し食いつきが悪かったものの、ご飯もおやつも食べていたし、毎朝の日課のチュールもしっかり食べていて、様子も特段普段と変わらない感じでした。ただ、少し元気が無いような気はしたので、注意して様子を見る判断をしました。というのも、ジミーはある時から病院で暴れるようになってしまい、過去受診した動物病院の先生から、連れて来る時は鎮静剤を飲ませてきてほしいと言われるほど受診が困難な子なので、あまり病院に連れて行きたく無いという思いもありました。(できるだけ鎮静剤を飲ませたくなかった💦)
この日は土曜日。私は朝から昼過ぎまで仕事でしたが、主人が午前中に出張先から帰ってくる予定でしたので、出勤前にジミーの様子をラインで伝え、少し注意して様子を見てもらうよう伝えました。
主人から連絡が入っている事に気付いたのは昼前でした。内容は、「ジミーが朝・昼と複数個所に嘔吐していて、ボーっとして元気が無い。」との事。ジミーの吐しゃ物の写真も添付されていたのですが、オレンジがかった濃くて黄色い液体でした。今まで一度にこんなにたくさん嘔吐する事が無く、吐しゃ物も初めてみるような色だったので、これはもしかしたら本当にどこかが悪いのかもしれないと嫌な予感がしたのを覚えています。



1回目の診察
午前の診察時間には間に合わなかったので、午後一番で病院へ連れていく事にしました。この時のかかりつけ病院は、とても人気の病院で、待ち時間は平均1時間、長ければ2時間程待つ事もあります。16時の診察開始から10分程遅れて病院に着いたのですが、すでに待合室は満席で、この日は診察まで2時間近くかかりました。その間ジミーの様子が気がかりでしたが、普段よりもおとなしく落ち着いていました。普段はキャリーの中で鳴きわめいたり、キャリーを開けようと暴れたりするので、今思うと、やはり完全に体調が悪かったのだと思います。
順番が来て診察室に入り、昨日からの様子を伝えました。先生はジミーを見ながら「糖尿かもしれないね」と。取り急ぎ血液検査をする事に。ですが、案の定暴れ倒して看護師さんでも保定が出来ない!ジミーは大きな声に反応しやすく、家の中でも私が電話で話していたりすると興奮して噛んできたりするのですが、先生の声がいかんせん大きいので(ごめんなさい笑)余計興奮してしまい、今までに無いほど暴れてしまいました(因みに、先生はとっても良い先生ですよ)こちらの病院は飼い主も一緒に保定するスタイルなので、主人と私も保定に参加して何とか採血はクリアできました。が、私はしっかり噛まれました(笑)(めちゃくちゃ腫れたので翌日病院で抗生剤をもらいましたよ)

採血の結果、糖尿や甲状腺には問題が無く、リパーゼの数値が高いとの事で、膵炎かもしれないとの事でした。(「かもしれない」との事で、この時点では先生は膵炎とは確定していない様子でした。)「膵炎」という言葉自体は聞いた事はあるものの、どんな病気なのかはさっぱりだったので、結果を聞いた時はただただ怖くて不安でした。更に、ジミーが暴れうまく保定が出来ない為「今日は点滴は出来そうに無い」と言われてしまい(絶望)、水もあまり飲めていなかったので脱水が心配でしたが、この日はひとまず注射だけをしてもらう事に。吐き気止めやビタミン剤等とおっしゃっていたのですが、実際何を注射したのかまではパニックで詳しくちゃんと把握できていませんでした。(後々、セカンドオピニオンの時に、この時しっかり確認しておけばよかったと反省しました)
「これで様子を見て、良くならなければ明日また連れて来てください」との事だったので、注射が効けば少しは良くなるのかもしれない、とこの時は漠然と思っていました。ですが、帰ってからも特に様子は変わらず、ぐったりして、食事はおろか水も飲みませんでした。それでも、「明日の朝にはきっと少しは良くなっているはず。」そう祈って、この日は一晩中ジミーに付き添いながら、あまり眠れないまま朝を迎えました。
祈りも虚しく、翌朝も状況は変わらずぐったりとして、嘔吐は収まりましたが、食事は全く受け付けず、水も少し飲む程度でした。昨夜注射をしてもらっているので、午前中は様子を見て、状況が変わらなけれな午後一番で診察へ連れていく事にしました。
思えば、ここ数日ジミーがやたらと甘えて来ていたんです。基本的に甘えたな性格ではありますが、いつも以上に甘えて来ていて、抱っこの催促も多くありました。「最近、甘え方がひどいなー」とは思っていたのですが、この時期、私自身が新しいチャレンジをしようと仕事以外にも色々と忙しく動き出していた時期だったので、家にいない事も多く、家でも色々な作業に追われていて余裕が無く、あまりジミーにかまってあげる事ができていませんでした。きっとこの「異常に甘えてくる行為」も病気のサインの1つだったんだと後から気付き、サインに気付く事が出来なかった事、きちんとかまってあげなかった事をひどく後悔しました。

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